母の日が近づくと、毎年悩んでしまいます。
「お母さん、何をあげたら一番喜んでくれるだろう?」と。
花もいい。スイーツも悪くない。
でも、ふと実家の食卓を思い出したとき、頭に浮かんだのはあの味でした。
ごはんのお供にちょこんと並んでいた、色とりどりの漬物。
特に春先になると、母が嬉しそうに食卓に出してくれていた、ほんのり甘く、香り高いアレ。
「これ、お母さん好きだったよね?」と渡したとき、
母は目を丸くして、そして、すぐにふわっと笑いました。
「なつかしいねえ。これ、昔から好きだったのよ」
その一言と笑顔が、私にとって何よりの贈り物になりました。
贈り物にぴったりな“漬物”を選ぶポイント
贈り物として「漬物」を選ぶとき、私が意識したポイントがあります。
- 素材の産地が明記されているもの
母に安心して食べてもらいたかったので、国産の野菜を使っているかをチェックしました。
- 彩りと種類のバランス
赤、緑、黄色…いろんな色が入っていると、箱を開けた瞬間に華やかさがあります。
季節感が出るものが入っているセットを選びました。
- 保存料・着色料が控えめなもの
なるべく自然な味わいが残っているもの。
「昔ながらの漬け方」で作られたものは、母世代にも好評でした。
- 冷蔵保存できて日持ちするか
すぐ食べきらなくてもいいものが、忙しいお母さんには嬉しいポイントです。
食卓に、会話と笑顔が生まれる
贈った日の夜、母からLINEがきました。
「さっそく食べたよ。お父さんも『これはうまい』って。ありがとうね」
あの日から、実家の食卓にはまた漬物が並ぶようになったそうです。
そして毎回、「これ、○○がくれたやつだよ」と話題にしてくれているのだとか。
贈ったものは、たしかに「もの」だったけれど、
帰ってきたのは、家族の会話と、咲いた笑顔でした。
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